伊藤言の研究・教育活動について
2020/10/17 by Gen

寄稿した内容がWebで公開されました。伊藤 言 (2020). 経験サンプリング法は何が優れているのか, 心理学ワールド, 91, 34-35.

宜しければご覧ください。

https://psych.or.jp/wp-content/uploads/2020/10/91-34-35.pdf

経験サンプリング法は何が優れているのか

 

なお、文中に記載の経験サンプリング法を実現システムに関する補足資料についてはLinkedinのポストをご覧ください。

 

 

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2019/12/25 by Gen

2019年現在,日本で経験サンプリング法(ESM)を用いた研究をいかに実施するか

[2020/05/31最終更新]

【宣伝】

  • 所属するイデアラボ(2020/5/31に退職済み)を通じてプロのエンジニアの方と経験サンプリング法の研究システム(調査者向けWebインターフェース+参加者向けスマホアプリ)を開発中です。
    • ESMにかけてESpecially Meと名付けています。
    • 現状,参加者向けスマホアプリがAndroidのみの対応となり,動作に不安定さが残るため非公開のα版ですが,iOS版もApp Store申請中です。もう少しバグが取れればベータ版を一般公開しますので,よろしければチェックしてください  http://esm.life/
    • また,ESpecially Meのブログページの記事も執筆しており記事を増やしていきますので,よろしければあわせてチェックしてください。 http://esm.life/blog
    • アプリは継続的にアップデート予定で,ゆくゆくはスマホのセンサーデータと連動させる機能を実装する予定も開発のロードマップに入っています。ESpecially MeのシステムはAWS (Amazon Web Service) などをフル活用したクラウド構成で,これからの発展性を備えており,個人的にもわくわくしています。
  • 私が主に経験サンプリング法の概念的な解説を,産総研の坂本次郎先生が主に経験サンプリング法から得たデータの統計解析手法について解説し,共著でESMの方法論についての日本語書籍をちとせプレス社より発売予定です。

 

【本論】

今年(2019年)の日本心理学会に参加して色々な方々とお話ししていて,経験サンプリング法(ESM)に対するニーズは高いものの,実施のハードルは依然高いままであることを実感しました。

(…余談ですが,2019年の日本心理学会では抄録で確認する限りESMを用いた研究が3件しかなかったようです。もっとも,シンポジウムで紹介された研究では,嗜好品がwellbeingに与える影響に関する3,000名規模(×2週間)の研究も報告されていたようですが…)

これまでブログ記事日本心理学会でのシンポジウム日本社会心理学会での方法論セミナーなどを通じて「Paco」というフリーのアプリを推奨してきたのですが,Pacoの開発は事実上ストップに近い形になっており(iOS版のアプリが2017年4月,Android版のアプリが2018年8月の最終更新),使ってみたがエラーが出たなど安定しない挙動に対する不満の声,安定しないので使えないなどの声をしばしば耳にしました。スマホのOSはつねにアップデートされていきますので,ESMシステムの開発のストップやスローダウンはエラーが生じる可能性を高めてしまいます。

そこで現状,どうするのが最良と考えるかについて,以下に改めて整理しておきます。

まず,無料で使える経験サンプリング法のアプリとサービスをサーベイします。(PIEL Surveyというシステムを推します)

その後,有料の経験サンプリング法のアプリとサービスをサーベイします。(Harvest Your Dataというシステムを推します)

PIEL Surveyについては使い方も含めて以下に詳しく解説しました。

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2019/12/23 by Gen

PIEL Surveyのインストール方法・調査をセットする方法

★★注意点:調査の開始日の前日までにかならず下記の手順(アプリのインストール+調査票データのセット)を終えてください。調査の開始日時以降に調査票はセットできません。もし調査の開始日時以降に調査票のデータをセットしようとすると,エラー表示(「Unable to Start Survey」=調査を開始できませんという表示)が出ます。その場合は,調査責任者 ( m@genito.net )まで連絡をしてください。

 

1.iPhoneをお使いの方はiOS版のPIEL Survey(調査用アプリ)をApp Storeから,Android端末をお使いの方はAndroid版のPIEL Survey(調査用アプリ)をGoogle Playからスマートフォンにダウンロードします。なお,それぞれのリンクを踏むと直接ダウンロードサイトに飛びます。

  

 

2.次に,調査票(具体的な質問の中身)のデータをアプリにセットしてください。iOSとAndroid,またお使いのOSのバージョンによって手順が異なるので,それぞれ分けて説明を行います。

 

◆iPhone (iOS) をご利用の方
iOSの標準的なブラウザであるSafariを利用していると想定して説明いたします。
a. まず,今回の研究で使用する調査票データをURLをクリックしてダウンロードしてください。iOS13(最新版のiOS)であればURLをクリックするだけでダウンロードが開始されます。もし下の画像のようにダウンロード画面が表示されない場合は,「g」の説明のところから読み始めてください。


b.Safari右上の↓ボタンを押してください。

c. 表示されたファイルをクリックしてください。


d. 画面右上の↑ボタンを押してください。


e. 「PIEL Surveyにコピー」というボタンを押してください。もしこのボタンが見つからない場合は,「その他」ボタンを押して,下にスクロールして,「PIEL Surveyにコピー」というボタンを見つけた上で押してください。

 

 

 

f. 「Survey imported」(調査がセットされました)と表示されれば調査データのセットが完了しました。OKを押してください。セットが完了した方は,hの説明に飛んでください。

 

 

g. iOSのバージョンが古く,ダウンロードリンクをクリックしただけではうまくダウンロードできない場合は,この調査に招待された知人からEmailで調査ファイル(拡張子が.surveyのファイル)を添付して送ってもらってください。今回は,iOS純正のメールアプリでそのメールを開いたと想定して説明します。まずメールに添付された.surveyファイルをタップしてください。

 

その後,「PIEL Surveyにコピー」というボタンを押してください。もしそのボタンが見つからない場合は,「その他」をタップしてください。

 

「Survey imported」(調査がセットされました)と表示されれば調査データがインポートされました。OKを押してください。

 

 

 

 

h. 以下の画像のようなに「日常生活での食に関する調査」という部分をタップして黄色の状態になっていることを確認したら,「Start Scheduled Survey」(予定された調査をはじめる)というボタンを押してください。【!重要!:かならず「Start Scheduled Survey」(予定された調査をはじめる)というボタンを押してください!押さないと,調査が開始されません】


g. 以下の画像のような表示がでれば,調査データのセットが完了です!

 

 

h. アプリによる通知の許可を求められたら,必ず許可をしてください。

 

 

i. もし通知の許可を求める画面が現れない場合は,iPhoneの「設定」アプリを開き,「通知」⇒「PIEL Survey」とタップをしていき,「通知を許可」がオンになっていることを確認してください。

 

 

j. あとは,調査をお願いしたいタイミング(12/28~1/3) に自動的に調査が通知で現れますので,通知をタップして回答をしてください。注意点としては,下の画像のようなスライダーを動かして答える質問のとき,右端でも左端でもない中央の位置が自分の気持ちに一番近い場合は,中央の赤丸をワンタップすると次へ進むことができます。

 

 

k. すべての調査が完了したとき(1/3)に,調査データをEmailで調査責任者に送付することを促す表示があらわれます。

 

 

l. その場合は,調査データをiPhoneの純正のメールアプリで調査責任者に送付してください。【!重要!:回答が終わる度に毎回データをメールで送付する必要はありません】

 

 

 

◆Android OSをご利用の方
Androidの標準的なブラウザであるChromeを利用していると想定して説明します。

 

a. まず,今回の研究で使用する調査票データをURLをクリックしてダウンロードしてください。URLをクリックするだけでダウンロードが開始されます。最新版のAndroidであればURLをクリックするだけでダウンロードが開始されます。もし下の画像のようにダウンロード画面が表示されない場合は,「c」の説明のところから読み始めてください。

ダウンロードが完了したら,画面下の「開く」ボタンを押してください。

 

b. 「Survey imported」(調査がセットされました)と表示されれば調査データのセットが完了しました。OKを押してください。ここまで完了した方はdの説明に飛んでください。

 

c. Androidのバージョンが古く,ダウンロードリンクをクリックしただけではうまくダウンロードできない場合は,この調査に招待された知人からEmailで調査ファイル(拡張子が.surveyのファイル)を添付して送ってもらってください。Gmailアプリでそのメールを開き,メールに添付された.surveyファイルをタップしてください。

「Survey imported」(調査がセットされました)と表示されれば調査データがインポートされました。OKを押してください。

 

 

d. 以下の画像のようなに「日常生活での食に関する調査」という部分をタップして黄色の状態になっていることを確認したら,「Start Scheduled Survey」(予定された調査をはじめる)というボタンを押してください。【!重要!:かならず「Start Scheduled Survey」(予定された調査をはじめる)というボタンを押してください!押さないと,調査が開始されません】

 

 

e.  以下の画像のような表示がでれば,調査データのセットが完了です!

 

 

f. Androidの設定で,アプリの通知はすべて許可をしてください。

 

 

g. あとは,調査をお願いしたいタイミング(12/28~1/3) に自動的に調査が通知で現れますので,通知をタップして回答をしてください。注意点としては,下の画像のようなスライダーを動かして答える質問のとき,右端でも左端でもない中央の位置が自分の気持ちに一番近い場合は,中央の赤丸をワンタップすると次へ進むことができます。

 

 

h. すべての調査が完了したとき(1/3)に,調査データをEmailで調査責任者に送付することを促す表示があらわれます。その場合は,「Send」ボタンを押しお使いのメールソフトを選んで,調査データをGmailなどのメールアプリで添付して調査責任者に送付してください。【!重要!:回答が終わる度に毎回データをメールで送付する必要はありません】

 

 

 

 

 

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2019/09/16 by Gen

2019年度の研究発表予定

[最終更新日 2019/08/08]

2019年度の研究発表予定について随時情報の掲載を行います。

 

気候変動・省エネルギー行動会議(BECC Japan 2019)(2019/8/23,東京大学生産技術研究所)

伊藤 言(株式会社イデアラボ)・市川 玲子(株式会社イデアラボ)・澤井 大樹(株式会社イデアラボ)・三浦 輝久(電力中央研究所)・服部 俊一 (電力中央研究所)・伊原 克将(デロイト トーマツ コンサルティング)・杉山 麻依子(デロイト トーマツ コンサルティング). 大規模アンケートを通じた、省エネ意識・行動と関連する心理的・社会的個人差の検討及びクラスタリング (ポスター発表予定)

・市川 玲子(株式会社イデアラボ)・伊藤 言(株式会社イデアラボ)・澤井 大樹(株式会社イデアラボ)・三浦 輝久(電力中央研究所)・服部 俊一(電力中央研究所)・伊藤 千加(凸版印刷)・佐藤 洋介(凸版印刷)・大谷 智子(凸版印刷)・杉山 麻依子(デロイトトーマツコンサルティング). 心理的個人差によるクラスタリングと省エネ行動への介入効果との関連(ポスター発表予定)

 

 

日本心理学会第83回大会(2019/9/11-9/13,立命館大学)

#ポスター発表

伊藤 言(株式会社イデアラボ)・市川 玲子(株式会社イデアラボ)・澤井 大樹(株式会社イデアラボ). 省エネ意識・行動の個人差と関連する心理学的要因――日本人10,000人を対象とした大規模Web調査データからの検討――(ポスター発表予定)

 

#公募シンポジウム(企画代表者)

・【企画】伊藤 言(株式会社イデアラボ)・市川 玲子(株式会社イデアラボ)・澤井 大樹(株式会社イデアラボ),【司会】澤井 大樹,【話題提供】丹野 貴行(明星大学)・八重樫 勇介(株式会社Millreef)・中村 早希(関西学院大学大学院)・市川 玲子,【指定討論】澤 幸祐(専修大学).

産業・政策決定の領域で必要とされる心理学:行動変容 (behavior change)に関する基礎と応用をつなぐアプローチ

  • 誰かの行動をより望ましいと想定される方向に変容させる行動変容 (behavior change) の技法についての知見を,心理学や行動科学は長い間蓄積してきた。臨床心理学や医学・保健領域においては,行動変容に対するニーズが明確であり,これまで実際に多数の研究知見が積み重ねられてきた。その一方で,産業・政策決定の領域においては,行動変容の技法に対する潜在的ニーズは高いものの,心理学や行動科学の知見を活用した取り組みは少なく,またそれらをいかに活用しうるかについてのノウハウが蓄積されていない。本シンポジウムでは,行動変容の基礎的な研究(行動分析学・社会心理学)に関する話題提供と,行動変容に関する心理学の知見を産業・政策決定の領域に活用した取り組みに関する話題提供を通じて,行動変容についての心理学的知見を産業・政策決定の領域で活用する際の諸問題を議論し,今後の展開について議論する。
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2018/10/08 by Gen

[随時更新] スマホのESMデータとセンサーデータからいかに心を推定するか

経験サンプリング法とmobile sensingに関する書籍を執筆中なので,サーベイした最近の研究について備忘録としてメモをしていきます。

  • Place, S., Blanch-Hartigan, D., Rubin, C., Gorrostieta, C., Mead, C., Kane, J., Marx, B. P., Feast, J., Deckersbach, T., Pentland, A. S., Nierenberg, A., & Azarbayejani, A. (2017). Behavioral Indicators on a Mobile Sensing Platform Predict Clinically Validated Psychiatric Symptoms of Mood and Anxiety Disorders. Journal of Medical Internet Research, 19, e75.
    • スマホで測定したセンサーデータから抑うつとPTSDの症状を予測可能
    • 測定したセンサーデータは,以下のものの合成値:どれだけ電話をかけたか,テキストメッセージ数,移動距離,声の大きさの分散,会話の速度,声の質

 

  • Harari, G. M., Gosling, S. D., Wang, R., Chen, F., Chen, Z., & Campbell, A. T. (2017). Patterns of behavior change in students over an academic term: A preliminary study of activity and sociability behaviors using smartphone sensing methods. Computers in Human Behavior, 67, 129-138.
    • 48人の大学生をStudentLifeという作ったアプリで10週間追跡
    • 日々の活動量(加速度系センサーで測定)と社会性(マイクセンサーで測定)がどう変動するかを解明

 

  • Stachl, C., Hilbert, S., Au, J.-Q., Buschek, D., De Luca, A., Bischl, B., Hussmann, H., Bühner, M., & Wrzus, C. (2017). Personality Traits Predict Smartphone Usage. European Journal of Personality, 31, 701-722.
    • 137名が参加。90分間の尺度回答⇒60日間のmobile sensing。
    • 尺度で測定したパーソナリティ特性は,その後60日間のスマホの利用ログ(communication, photography, gaming, transportation and entertainment)を予測した。
      • 外向性が高い⇒電話頻度が多い・よく写真アプリを使う
      • 協調性が高い⇒交通系アプリの利用頻度が高い(自分から相手先に出向きやすい)
      • 誠実性が高い⇒ゲームアプリをあまり利用しない
      • 開放性と神経症傾向⇒結びつくスマホ使用履歴は特になし
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2018/05/08 by Gen

2018年度の研究発表予定

[最終更新日 2018/05/18]

2018年度の研究発表予定について随時情報の掲載を行います。

◆日本社会心理学会第59回大会(2018/8/28-8/29,追手門学院大学)

伊藤言. 図形の動きに意図を見いだす人は著名人・ブランドのファンになりやすい―エージェンシー探知傾向と人(著名人)・物(ブランド)に対するファン性の関連の検討 [JSSP2018発表原稿].(口頭発表予定)

 

◆日本心理学会第82回大会(2018/9/25-9/27,東北大学)

伊藤言. 他者に理解されたという感覚を促進するには?――2者間ペアデザインによる,解釈レベルの観点からの検討―― [JPA2018発表原稿].(ポスター発表予定)

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2018/05/02 by Gen

資料を掲載した各種ページへのリンク

[Last Update: 2018/05/02]

心理学ワールド クラウドソーシング特集 『日本の研究者がクラウドソーシングを使いこなすには』関連資料

日本社会心理学会 春の方法論セミナー (2018) 経験サンプリングのレクチャーの関連資料

日本心理学会 (2017) 明日からできる経験サンプリング法ー効率的なデータ収集と洗練した解析で移ろう心を描き出すーの関連資料

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